日本正月協会では、教育現場や公共機関での活動において、憲法が定める「政教分離の原則」を厳守しております。活動の導入をご検討いただくにあたり、懸念点となりやすい事項について、当協会の公式見解をお示しいたします。
※日本正月協会の理念や求める人物像を小中学生の皆様にもわかりやすく説明したスライド資料をご用意しています。(日本正月協会の基本理念はこちら)
1,政治や宗教と教育の分離
お正月は長い歴史の中で宗教的背景と密接に関わってきましたが、当協会ではお正月を、特定の宗教教義の伝道ではなく、「明治以前の日本において、1月1日に一斉に加齢する『数え年』という社会制度に根ざした祝祭・民俗文化」であると定義しています。
かつての日本社会において、この共通の社会制度(新年)をより豊かに祝うために、各地の信仰や習俗が多様に発展し、今日の「お正月文化」が形成されました。 したがって、当協会がおこなう文化啓発活動は、以下の3点を明確に分離しています。
- 文化啓発活動:歴史、伝統食、和装、正月飾り、伝統遊び、民間伝承、地域的多様性の啓発。
- 宗教活動:特定の信仰への勧誘、礼拝の強要、特定の教義の伝道。
- 政治活動:特定の政治団体・候補者の支持・不支持の表明を含む、あらゆる選挙支援・政治的宣伝。
当協会は、教育の現場等公的な場においては、後者の「宗教活動」および「政治活動」を一切行わないことを徹底しております。
2,公共の場における活動指針
学校教育等の公共の場においては、特定の政治的・宗教的立場に偏らないよう細心の注意を払い、あくまで「日本の伝統的な生活文化・民俗」を学ぶ機会の提供に徹します。
【重要ポイントのまとめ】
- 明確な分離: 「伝統文化の学び」と「宗教・政治活動」の境界を明確にし、混同を避けます。
- 教育現場の中立性: 公共の教育現場等においては、中立性を担保した文化啓発プログラムのみを実施します。
日本正月協会は、子供たちが自国の歴史や文化を、客観的かつ多角的な視点で学べる環境を整備し、教育の公共性に深く配慮した活動を推進してまいります。
よくある質問
- Qお正月って神道や仏教の行事ではないのですか?
- A
いいえ、お正月そのものは宗教の行事ではありません。
かつての日本では、1月1日に「みんなそろって年を取る」という独自の社会の仕組みがありました。その中でお正月を祝う文化が育ち、長い歴史のなかで神社や仏教の教え、地域の言い伝えなどがそこへ自然と合わさっていきました。
「年神様をお迎えするからめでたい」というお話もよく耳にしますが、その神様が誰なのか、どういう存在なのかという考え方は、地域や宗派によってさまざまで、一つの決まった正解があるわけではありません。
つまり、お正月は特定の宗教だけのものではなく、日本人が長い時間をかけて大切にしてきた「暮らしの中の行事」です。だからこそ、特定の宗教にとらわれず、伝統的な文化として誰もが楽しむことができるのです。

