【正月の殿堂2020中間報告】山梨、静岡、愛知、東京などでお正月の調査活動を実施しました。

日本正月協会は、2019年12月31日から2020年1月7日にかけ、山梨、静岡を中心に、愛知、東京など近隣県を含む地域での第一期お正月調査活動を実施しました。

これは、正月ナンバーワン都道府県を決定する事業である「正月の殿堂2020」に関連した調査活動の一環です。

上記地域で総計50対程度の門松を調査・記録した他、お正月飾りや、初詣、その他の伝統行事などについて、調査をおこないました。

調査隊、抜きん出た静岡県のお正月の多様性に圧倒される

山梨県庁前の信玄門松
山梨県庁前の信玄門松

この調査活動の中で特に驚かされたのは、静岡県のお正月の多様性や進歩性でした。

てっぺんが斜めに切られていない「信玄門松」が、山梨県庁を中心に甲府市役所などで見られます。これは事前の書類審査の段階でも判明していました。しかし、山梨県に隣接する静岡県富士宮市などでもこの門松が散見されました。

また、愛知県など、中部地方では、門松には「松」と「竹」だけではなく、「梅」のつぼみも門松に採り入れられます。 このような門松は、愛知県と隣接する静岡県浜松市でも確認することができました。

このように、古くより東海道の中心地たる静岡県が、近隣地域から様々な影響を受け、非常に多様な文化の入り交じる「他に類を見ない多様性」を保持する地域となっていることが、今回の調査で判明しました。正月の殿堂2020において、「独自性」や「文化の多様性」は、非常に重要な審査項目となっており、静岡県の文化の多様性は、審査官に鮮烈な印象を与えました。

山梨県も負けていない!富士急ハイランドの「攻めのお正月」

一方で、山梨県については、全域的に見た時に、決して他県と比較して突出したお正月の盛り上がりをしているとは言えない状況でした。

たしかに、富士山の日の出を見に、富士五湖などに、他県や諸外国から人々は集まりますが、あくまでもそれは「他県民が勝手にやってきて勝手に見ている」だけのことであって、「地域と連携して新年の到来を祝う」というようなことを実感することはできませんでした。

他には、身延山久遠寺や、武田神社などの名所に、確かに多くの人は集まります。しかし、「単に多くの人が集まっている」ということを、「正月の殿堂2020」の審査では全く重視していません。
それは、「伝統の存続や発展性」を考えた時に、必ずしも「現時点での知名度」が重要ではないと考えるからです。

山梨県を全域的に見れば、決して目立っているとは言えない中で、ひときわ目立っていたのが「富士急ハイランド」の存在でした。

「FUJIYAMA」で有名な富士急ハイランド

国内最大級の絶叫マシン「FUJIYAMA」などで知られる遊園地である富士急ハイランド。 随所に遊び心が見られますが、特に「透明な門松のライトアップ」など、お正月の要素をうまく採り入れ、来場者を楽しませる工夫がなされているのが印象的でした。

正月の殿堂2020、第一期調査(2019年12月31日~2020年1月7日)では「静岡県」が優勢も、正月行事の本番はこれから

上記の調査の結果、現時点では「静岡県」が、初代正月の殿堂「正月県」の候補として、優勢となっております。

しかし、正月の伝統行事は1月15日ごろの「小正月行事」が本番だと、我々は考えております。というのも、三ヶ日頃までにおこなわれる正月行事は、「初詣」を中心としたもので、日本全国どこでも似たようなことが行われています。

しかし、小正月行事は、地域ごとの個性が反映されており、多様性に富んでおります。この内容次第で、戦局が大きく変わっていくこともあるでしょう。

第二期調査は2020年1月11日からを予定しております。

本年の重点調査地域である山梨県、静岡県のお近くにお住まいの皆様は、結果を楽しみにしていてください。

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