節分(せつぶん)〜日本の豆まきと邪気払いの伝統〜

豆まきで鬼を追い払って福を呼び寄せる年中行事が「節分(せつぶん)」です。

日本の古来の文化である節分について詳しく解説しています。

スポンサーリンク

節分の起源と歴史

節分は、日本の長い歴史の中で生まれた伝統です。

立春の前日に行われ、一年の区切りをつける意味があります。古代から、この時期には病気が流行しやすいと考えられていました。だから、節分には邪気や疫病を払う意味が込められているのです。

具体的には、8世紀ごろから宮中で行われていた「追儺(ついな)」が始まりで、それが徐々に人々の間に広まっていきました。

節分の基本的なしきたりと意味

節分にはいくつかのしきたりがあります。

  • 豆まき

「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまきます。これは邪気や災いを払う意味があります。地域により、色々な掛け声があります。

  • 柊の葉と鰯の頭

柊の葉と鰯の頭を戸口にさすことで、邪気よけの意味があります。

  • 服装を変える

普段と違う格好をして社寺に参拝すると、邪気が払えると信じられています。

このように、節分には邪気払いと一年の無病息災を願う意味が込められています。

豆まきの伝統とその由来

豆まきは、魔除けの意味があるとされます。言葉のかけらという意味の「まめ」で、魔の目を打ち消すということから生まれたと考えられています。

豆を撒く際には、「鬼は外、福は内」という掛け声が一般的ですが、神社や地域によって異なる場合もあります。

節分(せつぶん、せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。

節分に関連する神社や寺院での催し物

全国の神社や寺院で、節分に関連したいろいろな催し物が行われます。

  • 豆まき(豆撒き)
  • 追儺式
  • ⻤面作り
  • ⻤火(おにび)

などが有名です。地域の伝統や特徴が生かされた催し物なので、楽しみ方が豊富です。

恵方巻など、節分の食べ物について

恵方巻きや福豆など、節分に関連した食べ物があります。赤豆を使った餅やケーキも定番です。こうした食べ物を食べることで、無病息災や豊作を願う意味があります。

子どもたちが楽しむ節分の遊び方

子どもたちは節分をとても楽しみにしています。学校や保育園では豆まきが行われたり、⻤の格好をして遊ぶイベントがあったりします。

家庭でも親子で⻤のお面を作ったり、福豆を作って飾ったりと、節分らしい遊び方はたくさんあるでしょう。

節分イベントの日程とおすすめスポット

節分の日付は年によって異なります。2022年は2月3日です。多くの神社や寺院で節分イベントが開催されます。

東京では、浅草寺で有名な節分会が開催されます。参道に設けられた特設会場で、観光客や地元の人が集まって豆まきを楽しみます。力士が登場したり、歌手が実行委員長を務めたりと、毎年話題のイベントです。

京都の八坂神社でも、芸妓や舞妓が豆まきをする風情豊かな節分会が開催されます。桜の里として知られる奈良県の春日大社では、境内に3000基もの石灯籠にともされる「節分万灯籠」が有名です。

皆さんも最寄りの神社や寺院で節分イベントに参加してみてはいかがでしょうか。開催日時や内容を事前に確認して、家族や友人と一緒に楽しい思い出を作ってください。

太陰太陽暦(旧暦)では、立春に最も近い新月を元日とし、月(太陰)の満ち欠けを基準(月切)にした元日(旧正月)と、太陽黄経を基準(節切)にした立春は、ともに新年ととらえられていた。したがって、旧暦12月末日(大晦日)と立春前日の節分は、ともに年越しの日と意識されていたことになる[1]。今も節分を「年越し」「年取り」と呼ぶ地域があるのはこの名残である。

本項目では、立春の前日、およびその日に行われる伝統的な行事について述べる。

一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。また、玄関などに邪気除けの柊鰯などを飾る。これらは、地方や神社などによって異なってくる(後述)。

ウィキペディア「節分」
スポンサーリンク

各地でおこなわれている節分会(せつぶんえ)

節分会(せつぶんえ)
節分会
節分会 - 浅草寺
年中行事ANNUAL EVENT 浅草寺 TOP 年中行事のご案内 節分会 節分会(せつぶんえ)
京都の節分2024 - おすすめの京都の節分会、節分祭 | 京都観光情報 KYOTOdesign
プリン隊のかわいい4コママンガ連載中。月刊お正月

この記事を書いた日本正月協会とは?

日本正月協会ロゴ

わたしたち日本正月協会は、正月行事、正月料理、正月遊び、正月飾りなど、お正月の文化を研究し、継承・発展させる団体です。代表者である今成優太を筆頭に、日本全国47都道府県を訪問しながら調査活動をおこなっています。

また、2022年ドバイ万博や、2025年大阪・関西万博など、海外に向け日本の伝統文化としてのお正月の魅力の発信にも注力しています。

ミスお正月のご案内
ミスお正月の活動と募集について
お正月検定(正月アドバイザー検定)
正月アドバイザー検定のご案内
書籍「みんなのお正月全集」販売中
書籍「みんなのお正月全集」販売中
何が出るかお楽しみ!超お得福箱
品切れご容赦!福箱の購入はこちら
認定講師制度
認定講師育成・登録制度
お正月基礎講座
お正月を学ぶ講座
日がわりおみくじあります

コメント