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2025年6月4日 日本の伝統行事ニュースまとめ:地域に根差した祈りと多様な文化

日本を訪れる人々を魅了する要素の一つに、各地で受け継がれる豊かな伝統行事があります。これらの祭りは単なるイベントではなく、その地域の自然環境や人々の営み、そして深い祈りに根差した文化そのものです。五穀豊穣や海の安全、無病息災、子供たちの健やかな成長など、様々な願いを込めて何世代にもわたり大切に守られてきました。この記事では、2025年6月4日頃の日本の多様な地域に息づく、最近行われたいくつかの伝統行事をご紹介し、それぞれの背景にある文化や、未来への継承に向けた取り組みを探ります。

岩手県久慈市:五穀豊穣を願う「虫まつり」

岩手県久慈市の枝成沢地区では、100年以上続く伝統行事「虫まつり」が行われました。このまつりは、農作物の害虫を払い、五穀豊穣を祈るもので、市の無形民俗文化財にも指定されています。毎年、田植えが一段落したこの時期に行われます。

今年の6月1日は雨のため、旧枝成沢小学校の体育館で行われました。神職による祝詞の後、地域住民およそ50人が、ホラ貝や太鼓などのお囃子を鳴らしながら、わら人形をかついで体育館内を練り歩きました。まつりの最後には、作物につく悪い虫を追い払い、虫の霊を供養し、秋の実りを祈る意味を込めて、地区の広場でわら人形を燃やしました。

参加した中学3年生の男子生徒は、豊作を祈って行われるこのまつりの継続と、若い人の参加による伝統継承への思いを語りました。地区の町内会長は、近年の暑い夏や全国的なコメ不足に触れ、「虫まつり」によって害虫に食べられることなく豊作になってほしいと願っています。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/20250602/6040025778.html

京都府舞鶴市沖:海の安全と豊漁を祈願する「雄島参り」

京都府北部の舞鶴市の沖合にある無人島「冠島」では、海の安全と豊漁を願う年に一度の伝統行事「雄島参り」が行われました。地元では古くから雄島と呼ばれる冠島は、渡り鳥オオミズナギドリの貴重な繁殖地であり、国の天然記念物に指定されているため、許可なく立ち入ることは禁じられています。

地元の漁業者などは許可を得て、年に一度この「雄島参り」を行っており、今年の6月2日には、舞鶴市の3つの地区から8隻の漁船が大漁旗をなびかせて島に向かいました。漁業者や地元の小学生などおよそ100人が参加し、島にある老人嶋神社で玉串を奉納したり魚や酒を供えたりして、海での安全と大漁を祈願しました。参加者は、今年も若狭湾で魚が豊富にとれる年になることを願っていました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20250603/2000094378.html

栃木県足利市:赤ちゃんの成長願う「ペタンコ祭り」

栃木県足利市では、300年以上前から続く伝統行事「足利初山祭り」が行われました。この祭りは「ペタンコ祭り」の愛称で市民に親しまれており、足利市の重要文化財に指定されています。毎年6月1日の浅間神社の山開きの日に、無病・息災・開運を祈願して行われます。特に、赤ちゃんの額に御朱印を押すことで知られています。

男の子は高い山の「男浅間」、女の子は低い山の「女浅間」に参拝する習わしがあります。当日は、県内外からおよそ2万人(主催者発表)の参拝客が訪れ、家族での記念撮影や、ペットを連れて参拝する姿も見られました。

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福島県会津美里町:稲を守り豊穣を祈る「高橋の虫送り」

福島県会津美里町の尾岐地区には、江戸時代から伝わる「高橋の虫送り」があります。この行事は、穀倉地帯ならではの風物詩として親しまれ、1966年には旧会津高田町の重要無形民俗文化財に指定されました。土用の入り前後、7月19日に行われ、病害虫から稲を守り、豊穣を願うとともに、虫を供養する意味合いも持ちます。

伝統的に、地元の子どもたちが虫籠作りや飾り付け、歌の披露といった重要な役割を担ってきました。虫を納めた御輿状の「虫籠」を担いで歩き、供養した後、橋から宮川に流します。しかし近年、集落の子どもが減り、担い手の高齢化が進み、2023年には終了の危機に瀕しました。これに対し、地元住民らが「高橋の虫送りをつなぐ会」を結成。会には20代や30代の若手も加わり、SNSでの情報発信なども提案されるなど、その在り方を見直し、伝統継承への取り組みが進められています。福島県内の民俗芸能団体を対象とした調査でも、後継者不足や少子高齢化を理由に活動休止する団体は少なくない傾向が見られます。

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富山県射水市:平安時代から続く「御田植祭」

富山県射水市の下村加茂神社では、平安時代から900年以上続く伝統行事「御田植祭」が行われました。県の無形民俗文化財に指定されているこの祭りは、五穀豊穣を祈願するものです。

神事に先立ち、氏子たちはイネ科の「マコモ」を使って豊穣を祈願する人形を製作しました。祭事では、宮司が水田に見立てた拝殿の床一面に苗を並べ、「後退法」と呼ばれる昔ながらの田植えの所作で豊作を願いました。田植えの神事が終わると、マコモで作った大男の人形を宮司が後ろ向きで投げる神事が行われ、この大男を受け取った人は幸せになれると伝えられています。人形やマコモの神様は、翌年の1月までそれぞれの家で大切に祀られます。

平安から続く五穀豊穣の祈り 「御田植祭」で豊作願う 富山・射水市 | 富山のニュース|天気・防災|チューリップテレビ (1ページ)
コメの高騰が続く中、ことしの豊作を願う伝統行事も行われ、富山県射水市の下村加茂神社では平安時代から続く「御田植祭(おたうえさい)」で、五穀の豊穣を祈りました。下村加茂神社には、「御田植祭」の神事に先… (1ページ)

鹿児島県垂水市:子供たちの成長を願う「おろごめ」

鹿児島県垂水市の柊原地区では、400年以上続く伝統行事「おろごめ」が行われました。この行事は、江戸時代に武士が野生の子馬を「おろ」と呼ばれる囲いに追い込んでいた勇壮な様子に由来し、子ども達が元気に育ってほしいという願いが込められています。

今年の6月2日には、地域の小学生およそ30人が参加しました。「おろごめ」では、砂浜に縦横2.5メートル、深さ1.5メートルの「苙(おろ)」と呼ばれる穴を掘り、「親頭」と呼ばれる武士に見立てた上級生が、「小頭」と呼ばれる馬に見立てられた下級生を穴の外に追い出すという力比べを行います。多くの地域の人たちが見守る中、子どもたちは砂の中で奮闘し、参加した児童からは「手強かった」「楽しくできた」といった声が聞かれました。見守る地域の人々は、子どもたちの健やかな成長を祈っていました。

砂の中で子どもたちが奮闘 伝統行事「おろごめ」 鹿児島・垂水市 | 鹿児島のニュース|MBC NEWS|南日本放送 (1ページ)
垂水市の柊原地区で伝統行事の「おろごめ」が行われました。「おろごめ」は、江戸時代、武士が野生の子馬を「おろ」と呼ばれる囲いの中に追い込んでいた姿が勇壮だったことから、子ども達が元気に育ってほしいとい… (1ページ)

まとめ

ご紹介した伝統行事は、地域ごとの自然環境や歴史、人々の営みに深く結びついています。少子高齢化などにより、担い手不足といった課題に直面している行事もありますが、地域の人々の努力によって、その形を変えながらも次世代へ継承する取り組みが進められています。これらの伝統行事は、日本の豊かな文化を体験し、地域の人々の温かさや祈りに触れる貴重な機会となるでしょう。日本を訪れる際には、ぜひこうした地域の伝統文化に注目してみてください。


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