【お知らせ】正月の殿堂2021詳細(10月19日更新)

 日本正月協会の目玉事業「正月の殿堂」は、毎年、お正月のナンバーワンを決めることで、お正月を盛り上げていく事業です。2021年の正月の殿堂では、新型コロナウィルス感染拡大防止への配慮から、人と人が直接接することのないよう、SNS上に投稿された「屋外の正月飾り」の写真を対象に、日本一の正月県を決定します。

概要についてはこちら(正月の殿堂紹介ページ)にてご案内しております。

以下は正月の殿堂プロジェクトを簡単に説明したスライドです。このスライドは地方創生☆政策アイディアコンテスト2020に応募しました。(詳しくはこちら

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目次

【詳細】
	<背景>
		◆先行事例
			・ふるさと祭り東京
			・無形文化遺産
			・ISO 20121 イベントサステナビリティ
		◆正月の殿堂と先行事例との違い
	<この事業により解決しようとする課題>
	<実施の概要>
		◆審査対象
		◆審査方法
		◆審査基準
		◆重点調査エリア
	<主催団体概要>
		◆団体代表者プロフィール
		◆後援団体など
	<当事業においての協会員の活動内容>
	<スケジュール>
	<開催資金調達方法>
	<実施の上での課題や疑問点Q&A>

正月の殿堂2021詳細

背景

先行事例

当事業と趣旨の似ている先行事例として、以下のようなものが挙げられます。

  • ふるさと祭り東京
     「ふるさと祭り東京」とは、1月の10日~19日頃(二〇二〇年の場合)にわたって東京都で開催される、日本のお祭りの集合イベントです。全国各地の著名な祭りや食べ物が一堂に介する中、来訪者の投票により、全国一位を決定する、というものです。
  • 無形文化遺産
     伝統や慣習などの文化を、保護すべき遺産として認定する制度。および、その制度に基づき認定された文化のこと。
  • ISO 20121 イベントサステナビリティ
     持続可能なイベント運営のためのマネジメントシステム規格。オリンピックのような国際イベントから地方のお祭りまで、あらゆるタイプのイベントに適用が可能な企画であり、イベント企画会社またはイベントそのものに対し適用可能である。

正月の殿堂と先行事例との違い

「東京に地方のチカラを」ではなく「地方に大都市のチカラを」

 新型コロナの影響により、2021年の開催中止がすでに発表されている「ふるさと祭り東京」。こちらは日本各地の祭りを、一つの魅力的なコンテンツとして考え、集合商業イベントとして催されているものです。

 まず、当事業とはその目的が大きく異なっており、「すでに周知著名な日本文化を活用してマネタイズすること」がふるさと祭り東京の目的であるところ、当事業においては「まだ知られていない日本文化を啓発し、これからの日本の新たな産業創出をしていくこと」が一つの目的であります。

 また、ふるさと祭り東京では、東京に地方のパワーを集めて、東京に富を集める「富の集約構造」を形成していますが、当事業はむしろ大都市圏から地方にパワーを引き戻す「地域間格差の是正」を目論んでいます。

「保護」ではなく「進歩と発展」に重きを置く

 無形文化遺産では、伝統や慣習などの文化を「保護」すべきものとして評価しています。それもとても大事なことですが、一方で、保護しているだけでは、文化は失われていくものでもあります。なぜならば、文化とは、「それが生まれた時代に、それが必要とされたために生まれたもの」です。時代が変わり、必要がなくなれば、消滅することは避けて通れません。

 伝統文化とは、懐古のためではなく、温故知新のためにあるべきだと、当協会代表者は考えます。古いものを懐かしむためにあるのではなく、新しい時代の到来に備えるために、古い時代を知ることが重要、というのが、代表者の考え方です。

 例えば、2018年に無形文化遺産に登録された、なまはげやアマメハギといった、各地の沿岸部に残る正月の来訪神には、「海からやってくる人さらいに気をつけなさい」という先人たちの無言のメッセージが込められています。これは現代社会においては「北朝鮮拉致問題」として、未だ解決の糸口が見えない国際問題として残り続けています。このように、伝統文化には、先人たちの目に見えないメッセージが強く残っていたりするのです。

 我々が重視するのは「過去の保護」ではなく、「未来に向かうための礎としての伝統文化」です。それが無形文化遺産との大きな違いです。

「個々の質」ではなく「地域」にフォーカス

ISO 20121では、行事開催の標準化を行うことで、品質を高めることに目的があります。

当事業の審査の対象は「正月飾り」や「伝統行事」であったりします。当事業ではそれによって表される「その地域の特色」にフォーカスが当たっています。

 なにか一つの行事や、なにか一つの正月飾りを高めることが目的でなく、その行事や正月飾りが生まれた地域に全体として盛り上がっていただき、その地域に住む皆さまが誇れる社会環境づくりの一助となれれば幸いです。

この事業により解決しようとする課題

概要の「当事業の意義・目的」の項をご覧ください。

実施の概要

審査対象

SNS上に投稿された「屋外の正月飾り」

正月飾りの定義
  • 門松
  • しめ縄
  • まゆ玉
  • その他、下記期間中屋外に飾られている飾り
飾られている期間の条件
  • 最低でも正月三が日中程度は飾られている(小正月飾りなどもこれに相当する期間)
  • 多くとも12月中旬~2月中旬頃

「年末~1月中から飾り付けられ、おおむね三日間程度以上飾られ、多くとも2月中旬までには片付けられること」を目安とします。

展示場所
  • 屋外

※誰にでも観覧できる場所が好ましい。

※場所(最低でも都道府県)が特定できないものは、審査対象とはならない

審査方法

1次審査

インターネットや文献、お寄せいただいた情報などから、昨年までの実績を調査。重点調査エリアを決定します。

2次審査

  1. 協会員は、重点調査エリアを中心に実地訪問し、特徴的なお正月飾りを調査。SNSにアップロードします。
  2. 個々のSNS投稿に対し、下記の審査基準に基づいて、審査員が審査をします。
  3. 審査結果を集計した上で総合判断し、お正月全国1位の都道府県「正月県」を決定します。

審査基準

独自性他の地域に見られない独特なものかどうか
地域性地域の伝統や、文化的または風土的背景を反映しているかどうか
創造性新たな取り組みをおこなっているかどうか
縁起の良さ一般的に日本人が縁起がいいと感じられるかどうか
共感性多くの人の支持を集められるかどうか。
SNS上のイイネやコメント量を参考にします。
特別加点協会の推奨する情報発信をしていただくとさらにポイントアップ!

※SNS上のイイネ獲得数やコメントの量や質は、投稿者のフォロワー数や影響力によって増減するため、数値そのままが審査対象となるわけではありません。

※縁起の良さについて/地味なものよりは派手なものの方が縁起が良いと判断されます。

結果発表

結果発表は、以下の方法によりおこなわれます。

  • 日本正月協会のWebサイト
  • 日本正月協会の公式ツイッター
  • 月刊お正月(フリーペーパー)
  • 月刊お正月plus(メールマガジン)
  • 日本正月協会関連YouTube動画

重点調査エリア制度

 審査員が、正月の短い期間中に日本全国を網羅的に調査することは困難です。そこで、事前に文献やインターネット、クチコミ情報などから、エリアを隣り合う2県程度に絞り込んで、実地調査します。この2県を中心とした取り巻くエリアを「重点調査エリア」としています。

Q、なぜ2県に絞り込むのか?

当事業の大きな目的は、「お正月を盛り上げること」にあります。
隣り合う2つの都道府県に対する注目を全国から集めることで、以下のような効果を生み出します。

  • 「結果はどっち?」に対するワクワク感・期待感を生み出す。
     (1/47だと可能性が少なく、関心を持たれにくい)
  • 隣接県同士は互いにライバル意識を持ちやすい。その競争心をあおり、競い合いながら高め合うことで、より大きな「盛り上がり」を生み出すことを期待しています。
過去の事例

 2020年は、「富士山があり、初日の出を見に多くの人出が予測されること」「一富士二鷹三茄子のいわれがあること」などの理由から、富士山を取り囲む、静岡県や山梨県を中心とした地域を、重点調査エリアとしました。

 調査の効率性や、「隣り合う県同士の白熱した対決による大きな盛り上がり」を期待し、隣接する都道府県同士が重点調査エリアに選定されやすいです。ぜひ、近隣県同士で協力しあって、当協会に情報をお寄せいただけますと幸いです。

主催団体概要

名称日本正月協会
役員・代表者今成優太
所在地本部:群馬県渋川市
書類の郵送先日本正月協会 長崎連絡所
〒850-0057
長崎県長崎市大黒町10-10
KoKoRoビル 6AZ号室
電話電話によるお客様サポートはおこなっておりません。
※留守番電話等にお電話いただいた場合でも、メールによる応答となります。
日本正月協会 東京連絡所 東京都目黒区自由が丘 03-6303-2746(代表)※集合オフィス代表電話につき、折返し連絡をご希望の場合、またはご意見・ご感想をいただける場合については、必ず「お客様のご連絡先」「日本正月協会あて」をお伝えください。お伝えいただかない場合、当協会まで取り次ぐことができません。
Webサイトhttps://www.oshogatsu.org

 2018年創設。正月行事の情報発信を中心に、ネットショップなどの事業運営をおこなう。「お正月」を、ひとつの日本が世界に誇るべき伝統文化ととらえ直し、その魅力を世界に向けて発信、新たな産業創出をすることを目標として各種の活動に取り組む。

 2019年1月、関東近隣10都県の正月行事を訪問し、取材をおこなう。正月の殿堂事業の基礎を作る。同年8月から今に至るまで、外国語によるWebの動画配信・情報発信事業がBeyond2020認証を受ける。

 2020年1月より、正月の殿堂事業をスタート。同時にフリーペーパー「月刊お正月」を配布開始。埼玉、新潟、長野、愛知などに計6000部を配布。現在まで毎月発行されている。

 9月からはインターネット通販事業も本格化。絵馬を中心に「オリジナルデザインの縁起物販売」を事業化させる。同時にメールマガジン「月刊お正月plus」も配信開始。

団体代表者プロフィール

 高校卒業後、留学の検討のため訪れたイタリアにて、古典絵画の修復が美術教育の主流になっていることに衝撃を受け、日本においても伝統文化をマネジメントすることが新たな産業創出にならないかと模索を始める。

 2016年まで10年間、デザイナーとして一般会社に勤務。地元市のまちおこし事業のデザインを手掛けるなど、公益的事業にも高い関心を示す。その後フリーランスとして活動する傍ら、道の駅から道の駅へと車中泊を繰り返しながら、46都道府県を自家用車で走破する。その後2017年末の、海老一染之助・染太郎さん逝去を契機に、廃れゆくお正月の再興を目指し、2018年よりインターネットを中心に行事情報発信などによる正月の活性化事業に着手する。

後援団体など

2020年10月5日現在、後援団体等はありません。

当事業においての協会員の活動内容

  • 協会員は、正月期間中、特に重点調査エリアを対象として実地訪問し、正月飾りを取材・撮影するほか、各地のお正月の様子(行事の取材やアンケートの実施)を調査します。
  • 協会員は、協会員個人のTwitterアカウント、instagramアカウント、または協会のアカウントを通して、写真を投稿します。
  • 協会員は、「#かどまっぷ2021」の付された全ての正月飾りの写真投稿にイイネをつけるよう努めます。(なお、このイイネ投稿は、協会活動への参加に対するお礼であって、審査の優劣を表すものではありません。)

スケジュール

2020年10月Webにて告知開始・情報提供募集開始
チラシ等の作成・メディア向けプロモーション開始
12月上旬重点調査エリアの決定と発表
12月末調査開始・投稿募集開始
2021年1月~2月Webにて中間報告
2月~3月結果発表

開催資金調達方法

  • 主に協会員の私費により、賄われます。
  • 寄付金を募集しております。
  • 補助金の申請をおこないます。
  • クラウドファンディングは予定しておりません。
  • 寄付または補助のあった場合は、「当事業の開催費用(旅費交通費、宣伝広告費、人件費、その他諸経費)」「協会の運営費」「首里城の復興支援金」に充当されるとともに、協会規約に基づき、使途明細の公表をおこないます。

実施の上での課題や疑問点Q&A

Q、調査期間中、協会活動はどうなるのか?

A、以下の環境により業務をおこないます。

業務Web情報更新
インターネットショッピングサイト運営
(縁起物通販事務/工場からの発送手配等)
場所インターネットカフェ(全国の主要都市に存在)
(参考:全国のインターネットカフェ地図
その他テレワーク利用
使用ツールクラウドアプリケーション
(参考:https://www.oshogatsu.org/shop/blog20200926/
データのクラウド化
Q、寄付をしたら協会員の贅沢な出張費用に使われるのではないか?

A、協会員は、道の駅にて自家用車での車中泊などにより外泊します。
可能な限りコストカットして事業を実施しております。

Q、資金や人は十分か?

当事業実施にあたり寄付を募るほか、インターネット通販にも力を入れておりますので、ご入用の品がありましたら、お買い求めいただくことで開催支援につながります。

また、人については、各種協力者を募集しております。興味のある方はぜひお声がけ下さい。

しかし、たとえ人やお金がなくとも、続けられる範囲で可能な限り続けます。

Q、クラウドファンディングなどを用いないのか?

A、事業ビジョンに対し、「クラウドファンディング」という仕組みがマッチしていないと判断しており、見送っております。

Q、認知度が低いことについて、どう考えているか?

A、オリンピック~万博までの長期継続による認知度向上を目指しております。

Q、事故防止及び公衆衛生のための措置が十分に講じられているか?

A、公衆衛生について、2021年は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、人と人が直に接しない形として、SNSを中心とした事業となっております。

事故防止について、当事業は観客等を招かない事業であるため、事故等は発生しません。

その他、SNSを通した一般参加者が、SNS上で法令違反を招かないよう、ガイドラインを示しています。

変更履歴

  • 2020年10月19日 エージェント募集記事へのリンク追加。
  • 2020年10月13日 小正月飾りの期間を追記
  • 2020年10月10日 スライド追記
  • 2020年10月5日 初稿公開

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